石畳の驛つるや 新たな門出
- Yunohira Art & Culture Association
- 2024年3月21日
- 読了時間: 2分
更新日:2月12日
令和2年7月豪雨によって避難中に亡くなられた家族が営んでいた旅館『つるや隠宅』。
主人を失った旅館は3年に渡ってその光を閉ざしていましたが、まちが少しずつ復興に進む中、残ったご遺族の『ゆのひらのために活用してほしい』というご意向もあり、この悲しみを乗り越えるためにも湯平温泉観光協会がこの施設を譲り受けて、「新たな観光の中核施設として再び光を灯す。」という大きなプロジェクトが始動。大分県と由布市と観光協会との連携で1年をかけて実現しました。
新しい拠点としつつも、つるや隠宅の面影も残した名称「石畳の驛つるや」(いしだたみのえき つるや)が2024年3月にオープン。当事業(YUNOHIRA ART SIGHT )の連携施設として、内装や、展示用のスポットライトの導入、物産所の什器を制作するなど改装時点から協働させていただきました。
数年ぶりに明かりの灯った新しいつるやを見て、まちの人にも喜んでいただき、沢山の報道陣がこのニュースを伝えるために駆けつけてくれました。観光協会としても今回のことで一般社団法人化に踏み切り、ますますこのまちの復興、そしてその先へ向けて進んでいくことの表明のような大切な出来事でした。ハチマキを締め直すような気持ちです。
協会としても初めての店舗経営。まだまだ手探りではありますが、今後は当事業のディレクターが、ゆのひら温泉観光協会の事務局長も務めていることもあり、プロジェクトの主旨である湯平の「温泉と自然とアート」を伝える場としても、様々な活動を行っていく計画です。
YUNOHIRA ART SIGHT 連携スポットとしても、すでに、館内には金子善明・かわさきじんなど参加作家の作品を展示中。一階には観光案内所・物産所もあり、イートイン(館内飲食)可能な休憩所も併設し、石畳散策の新しいスポットとして、国内外のお客様に楽しんでいただいております。湯平散策にぜひお立ち寄りくださいね。(と今日は観光協会の人モードで綴ってみました。)
◆石畳の驛つるや
◆住所|大分県由布市湯布院町湯平346
◆営業時間|10:30〜17:00 Instagram @yunohira_tsuruya
Written by MAW | 渡邉まさみ
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